SBI証券の口座開設手続きが完了しても、書類が届くまで取引をすることはできません。ただ、マイページにログインすることはできるので、書類が届くまでに初期設定を済ませておきましょう。
ここではSBI証券の初期設定方法を解説していきます。
初期設定の方法
口座開設の申込が完了すれば、ログインするために必要なユーザーネーム・(画像では見えないですが)パスワードが表示されます。

一度ログインすれば情報は端末に保存できますが、念のためこれらの情報はどこかに控えておきましょう。
個人情報の登録
最初にメールアドレスや電話番号・職業・勤め先などを入力していきます。ここは問題ないですね。
世帯主の登録
続いて、世帯主に関する登録をします。こちらも問題ないでしょう。
インサイダー登録について
次に、インサイダーに関する情報を登録します。ここは本人・世帯主が上場企業に勤めている場合、必ず登録しなければなりません。
上場企業にお勤めで、それに関連する取引を行った場合はインサイダー取引、つまり犯罪です。どなたも上場企業に勤めていなければ関係ないので、何も入力しなくて大丈夫です。
振込先金融機関の登録
SBI証券の口座から出金する際に利用する金融機関を登録します。
口座開設時に住信SBIIネット銀行(以下、住信)を同時開設した場合、この時点ではまだ住信の口座開設が完了していないため、住信を振込先として指定することはできません。
ただ、どの金融機関でも出金時の振込に必要な手数料はSBI証券が負担してくれるため、ここは住信以外の普段使っている銀行口座を登録しておいても問題ありません。
手数料プランの選択
次に、手数料プランの選択をしますが、これは国内株の取引に関するプランとなります。
つみたてNISAやiDeCo、米国(海外)株の取引しかしないのであればこの項目は関係なし。後から変更もできるので、とりあえずどれを選択しても大丈夫です。
配当金受領方法
これは、どのようにして企業からの配当金を受け取るかですが、基本的には「株式数比例配分方式」を選択しておけば問題ありません。
それ以外を選択すると、NISAの配当金が非課税にならないという問題がありますが、そもそもNISAを使わないのであれば関係ない話です。ただ、ほかの受領方法を選ぶメリットもないので、株式数比例配分方式を選択しておくといいでしょう。
投資に関する質問・アンケート
ここでは自身の投資に関する情報を入力します。この情報がどう利用されるのかは分かりませんが、しっかりと適当に入力しておきましょう。
次にアンケート画面ですが、ここもしっかりと適当に入力しておけばオッケー。適当でも怒られることはない…はず。怒られたらそのときはそのときです。
確認・登録
最後に、これまでの入力内容を確認して問題がなければ登録し、初期設定は完了です。
書類の受取と返送
口座開設の手続きから数日で、SBI証券から「本人限定受取郵便」が届きます。
そこには「口座開設完了通知書兼パスワード通知書」と「告知書(兼NISA申込書)」が入っているので、告知書の枠内に署名と届出印の捺印をします。
ほかには、「本人確認書類の添付台紙」と「住民票取得代行サービス」の委任状が入っています。
運転免許証などのコピーを台紙に貼り付け、住民票の取得を代行してもらいたいなら委任状に必要事項を書き、これらをSBI証券に返送します。
書類がSBI証券に到着後、しばらくすると取引が開始できるようになります。
外国株式口座の開設
つみたてNISAやiDeCoしかやらないという方には関係ないですが、米国の個別株やETFを直接購入するには、外国株式口座を開設する必要があります。
手続きは簡単で、ログイン画面の右側にある外国株式の「開設」から申し込むだけでオッケー。

※ 僕の画面ではすでに開設済みなので「取引」と表示されています。
まとめ
配当金の受領方法については何を選べばいいか分かりにくいですが、それ以外の設定はとくに難しいことはないでしょう。
SBI証券は米国の個別株やETFの取引でメリットの大きい証券会社なので、投資信託以外で運用したい方にとっては最もお勧めできる証券会社です。
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