6号機のなかではトップクラスの稼働を誇るリゼロですが、さすがに最近は高設定じゃないと動かなくなってきていますね。偶数示唆が出ても設定4のキツさに耐えれず、設定6じゃないと分かれば捨てる人も多くなってきたのではないでしょうか。
リゼロは偶数示唆や設定4以上の示唆が出やすいため、基本的には偶数設定をメインにしている店が多いと聞きます。実際、コンビニでの246円を見かける台が多いですが、解析もほとんど出ていないこともあって、奇数設定が「まぁぼぉろぉしぃ~」状態です。
ですが、僕が通うホールには幻の設定5が使われているのでは…と思われる挙動をする台があり、いそいそとデータを取り続けました。
サンプルは多くはありませんが、その結果から設定5(濃厚)の特徴を考察していこうと思います。※ 設定5を断定できることができないため、今後の設定5表記はすべて濃厚という意味で使用します。
※最近、設定5と思われる台を打つ機会があり、この記事よりも設定5の特徴をより掴めた気がしたので新たにまとめました。

設定5の特徴
早速ですが、結論から述べていきます。僕が考える設定5の特徴は以下の通り。
- 出玉推移は設定6の劣化版
- 設定6より通常A移行率が高い
- 通常Aでの勝率は優遇?
- 通常Aからの弱ATが多い?
- 設定4より256G以内の当選が多い
- 白鯨攻略戦の勝率はトータル約70%
- 有利区間継続時の勝率は白鯨勝利後・敗北後で大差ない
- ぶっちゃけ、調子の良い設定4にしか思えない
こんな感じですね。
設定5を打っていて思ったのは、通常Aの移行率は設定4と同等、もしくは高めでも勝率は高い。その分、通常Aからでも弱ATが出てきやすいということ。
つまり、設定4・6よりハマりやすいが弱AT分の出玉が返ってくることで、設定4より安定感があり、設定6よりは伸びづらいグラフが出来上がると予想します。
一般的には設定6でも通常Aなら強ATが出てきやすいと言われますが、実際通常Aだと負けることも多く、勝てば強ATが出てきやすいですね。
僕が打った設定6確定台では通常Aだとほとんど負けているので、どれくらいの割合で弱ATになるのかハッキリしませんが、負けている時点で強ATになる可能性が高いと思われます。
一方、設定5だと思われる台を打ったときは、通常A15回のうちATに繋がったのが9回と、勝率60%にもなりました。もちろん、サンプルが少ないと言われればそれまでですが、9回のATのうち弱ATが出てきたのが約半数の4回。さすがに比率としては高すぎると思いませんか?
これまで設定2・4・6を何度となく打ってきましたが、通常Aで弱ATが出てきたことは数えるほどだったと思います。言うてこの記事を書いている当日に、推定設定2で通常Aから弱AT出てきましたけど…
ただ、この仮説が正しければ、設定5は通常Aと256G以内の当選が多く、設定4なら256G内が少なく通常Bが多め、設定6は通常Bと256G以内の比率が高くなる。そして勝率を調整することで、奇数偶数で違ったグラフを作ることができる気もします。
とはいえ、1日で設定4と設定5を判別するのは不可能に近いでしょう。実際に投入される設定の割合から考えても、456以上の示唆アリ、6確ナシ、偶数示唆ナシの場合では、設定4の可能性が高いと思います。
しかし、設定4は白鯨戦で苦戦することが多すぎますが、設定5っぽい台では勝率が高いのでじわじわとプラスを伸ばしていきます。
ところどころ訪れる通常Aで、設定5はデキレ白鯨によって出玉が返ってくるも、設定4はガチ白鯨が多く、そこでやれないと死亡…
この辺りの微妙な違いによって、終わってみれば設定5なら安定してプラス収支で終えられる印象でした。
「設定4にしては白鯨によく勝てたけど、そういや偶数示唆出てないなぁ…」と、そこで初めて設定5だったのかなと気付く程度でしょうね。
ということで、ここからは僕が打っている台が設定5だと思った経緯と、それを数日間打ったデータを紹介していきます。
設定5の根拠
まず、僕が設定5だと思った根拠からお話します。
そのホールは俗にいうボッタクリ店ですが、特定日にはしっかりと設定が入り、なおかつプロと思われる人がいない隠れ優良店です。
そんな店で異常に気付いたのは、いつものように天井が狙える台がないかチェックをしていたとき。
それまでは特定日以外で設定を使っている形跡がなかった店が、連日リゼロにだけ明らかな高設定履歴が残るようになったのです。ただ、朝からぶん回されているということではなく、打ってみたらよく当たるし打ち続けた…という感じの履歴ですね。
4,000G~6,000Gほどしか回っておらず、それでいてAT確率は1/500前後。設定6にしては少し物足りない履歴で、最初はどうせ設定4なんやろな~と思っていました。
ただ、もしも設定6だったとしたら、この店は更なるパラダイス店へと昇格するので、実際に打ってみることにしました。
その結果…
朝イチのコンビニで456が確定しました。
しかし、いきなり通常Aだったり、途中マイナス2,000枚まで凹んだので、さすがに設定4だと思ったものの、終日通して偶数示唆が出なかったのです。
最初は設定5を使っているなんて思っていませんでしたが、その後も何日か打ち続けた結果、毎回456以上は確定しながら一度も偶数示唆が出なかったので、これは設定5なのか?と思ったのです。
4,000G~5,000Gくらいを境に、リゼロは設定示唆が圧倒的に出やすくなると感じている人は多いかと思いますが、トータル30,000Gほど同じ店で打ったリゼロで毎回456は確定して偶数示唆は出ない。
これを設定5と考えずして、何を設定5と呼ぶのか。
最初こそ投資が嵩んで苦労しましたが、その後は終わってみれば危なげなく勝利というケースが多かったので、個人的には設定5だったと考えています。
設定5のデータ
有利区間継続の有無に関係なく、トータルの実践結果をまとめたのがこちら。
設定5 | データ |
通常G数 | 29,218G |
白鯨攻略戦 | 70回(1/417) |
AT回数 | 56回(1/521) |
直撃回数 | 8回(1/3652) |
白鯨戦勝率 | 69%(48/70) |
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 15回 | 19% | 9/15 | 60% |
通常B | 21回 | 27% | 15/21 | 71% |
通常C | 3回 | 3% | 2/3 | 66% |
引き戻し | 29回 | 37% | 20/29 | 69% |
天国 | 2回 | 3% | 2/2 | 100% |
鬼天国 | 8回 | 10% | – | – |
白鯨攻略戦の初当たりは、公表されている設定5の数値(1/379)よりは悪くなりました。しかし、白鯨攻略戦の勝率は設定4にしては高い。設定6にも引けを取らないくらいです。
全体的に、設定4に比べると通常Bが少なめで、256G以内が若干多いという結果でした。
では、続いて有利区間初回のみを切り取ったデータです。
有利区間初回
有利区間初回のモード移行率と温泉orひざまくら後のカードです。
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 13回 | 33% | 8/13 | 67% |
通常B | 12回 | 31% | 7/12 | 58% |
通常C | 1回 | 3% | 0/1 | 0% |
引き戻し | 13回 | 33% | 9/13 | 69% |
カード | 回数 | 割合 |
N | 9回 | 24% |
N+ | 19回 | 50% |
R | 6回 | 16% |
R+ | 2回 | 5% |
SR | 0回 | 0% |
SSR | 2回 | 5% |
SSSR | 0回 | 0% |
モードは綺麗に3分割…といった感じです。サンプルが増えればもう少し通常Aは減るのかな…という気がしないでもないですが。これでも余裕でプラスになっているんですから、モード移行に特徴がある可能性は十分有りえそうです。
カードは未だに何を示唆しているのかがはっきりしませんが、R以上が選ばれた10回のうち、通常Aだったのは2回だけ。R以上だと、高確率で通常B以上に期待できると言えそうです。低設定では分かりませんけど。
また、白鯨の討伐期待度示唆では?という声もありますが、有利区間初回のデータに限るとR+以上での負けはなかったのですが、有利区間継続時のデータを含めると「期待度ではない可能性が高い」結果となりました。
上位カード=高モード=討伐しやすいということにはなりますが、例えば同じ通常BでNよりSSRのほうが勝ちやすいといったことはなさそうです。
続いて有利区間継続時のデータを見ていきます。
有利区間継続時
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 2回 | 5% | 1/2 | 50% |
通常B | 9回 | 23% | 7/9 | 78% |
通常C | 2回 | 5% | 2/2 | 100% |
引き戻し | 16回 | 41% | 11/16 | 69% |
天国 | 2回 | 5% | 2/2 | 100% |
鬼天国 | 8回 | 21% | – | – |
カード | 回数 | 割合 |
N | 8回 | 21% |
N+ | 10回 | 26% |
R | 3回 | 8% |
R+ | 2回 | 5% |
SR | 11回 | 28% |
SSR | 5回 | 13% |
SSSR | 0回 | 0% |
鬼天国(直撃)の割合が多いですが、半分はコンビニでレア役を引いたときにループしたものでした。それを踏まえても、設定4に比べると通常Bより256G以内の当選が多いのは間違いなさそうです。
白鯨攻略戦の勝率は有利区間初回に比べると高くなっていますが、あからさまに優遇されている感じはなかったです。ここは設定4以下と設定5以上で大きな違いがあるかもしれません。
というのも、ネットで推定設定4のデータを公開されているものをまとめると、白鯨敗北後と勝利後(AT後)で有利区間が継続したとき、その後の勝率があからさまに変わるからです。
巷で言われる「AT後の白鯨は勝ちやすい」ですね。これが設定5・6ならどのタイミングでも高い勝率を誇りますが、設定4以下だとどういう仕組みか勝率に大きな開きが出るのは間違いないでしょう。後ほど、もう少し踏み込んだデータで紹介します。
カードの出現率ですが、有利区間初回に比べると、N+が減ってSR以上が増えています。初回に出なかったSRが継続時に増える…やはりモード示唆なのか?
ただ、SRの内訳は通常A・B・Cが1回ずつ、256G以内が3回、鬼天国が5回。これだけだとモード示唆とも思えますが、SSRになると5回中1回しか256G以内に当選しませんでした。
訳が分からないよ…
設定6が確定した台と比べてみると、設定6は有利区間継続時のN・N+が選ばれる割合が少なく(合わせて約30%)、設定5は少し多い(47%)。これだけで何とも言えるわけではないですが、高設定で区間継続時にN・N+ばかりだと設定6の期待度は下がる…かもしれないし下がらないかもしれない。
続いて、白鯨攻略戦に敗北した後、有利区間が継続したときのデータです。
白鯨攻略戦敗北後・有利区間継続時
これは、有利区間初回に勝利→継続後の白鯨攻略戦に敗北→有利区間継続というケースでも白鯨攻略戦敗北後としてデータを集めました。
ただ、元々の勝率が高いのでサンプルは多くありません。また、カードに関してはあまり特徴はないので割愛します。
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 2回 | 20% | 1/2 | 50% |
通常B | 2回 | 20% | 1/2 | 50% |
通常C | 1回 | 10% | 1/1 | 100% |
引き戻し | 5回 | 50% | 4/5 | 80% |
分析のしようもないですが、ひとつ言えることは白鯨に敗北したからといって次回の白鯨攻略戦の勝率が低くはありません。勝率はトータル70%です。
通常Aの割合が少なくなることが原因とは思いますが、言い換えると通常B以上ならどんな条件でも勝率は変わらないということですね。
これが設定4濃厚台だと大きく違いが出てきます。
と言っても、自分で推定4を打ったときのデータはほとんど取っていなかったので、ネットで公開されているデータが中心となりますが…
【設定4濃厚台の敗北後の成績】
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 2回 | 18% | 1/2 | 50% |
通常B | 2回 | 18% | 0/2 | 0% |
通常C | 0回 | 0% | – | – |
引き戻し | 6回 | 55% | 1/6 | 17% |
天国 | 1回 | 9% | 1/1 | 100% |
このように、3/11(勝率27%)と酷い有様です。
これをサンプルが少ない故のブレと見るか、設定差によるものと見るか。ここに設定差があるなら、設定4と5以上を見極めるポイントにもなりそうですね。
白鯨攻略戦勝利(AT)後・有利区間継続時
最後に、白鯨攻略戦勝利(AT)後に有利区間が継続したときのデータです。
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 0回 | 0% | – | – |
通常B | 8回 | 27% | 7/8 | 88% |
通常C | 1回 | 3% | 1/1 | 100% |
引き戻し | 11回 | 37% | 7/11 | 64% |
天国 | 2回 | 7% | 2/2 | 100% |
鬼天国 | 8回 | 27% | – | – |
鬼天国を除いて17/22(勝率77%)と全体でみると最も勝率は高いですが、それは通常Aが選択されないことが大きく影響していると言えるでしょう。
このケースではなぜか200G前半の白鯨攻略戦では負けることが多く、決して安心できません。サンプルは少ないとはいえ、通常Bはかなり安定して勝っているのは不思議です…
もしかすると、メダルを消費しているぶん勝率を高くして出玉をコントロールしているのかも。200G前半で勝率を高くすると、設定6に匹敵する出玉率になってしまいそうですからね。
ちなみに、設定4と思われる台のAT後有利区間継続時のデータがこちら。
モード | 回数 | 割合 | 白鯨戦 | 勝率 |
通常A | 0回 | 0% | – | – |
通常B | 12回 | 38% | 10/12 | 83% |
通常C | 0回 | 0% | – | – |
引き戻し | 13回 | 41% | 10/13 | 77% |
天国 | 0回 | 0% | – | – |
鬼天国 | 7回 | 22% | – | – |
こちらも20/25(勝率80%)と高確率でATに繋がっています。
白鯨攻略戦敗北時には設定4と5では大きな違いがありましたが、AT後だと不思議なくらい同等の勝率となります。
リゼロ・設定5の特徴まとめ
あくまでも偶数示唆が出なかっただけで、設定5だと断言できる台のデータではありません。
ただ、設定6と比べると通常Aに行きやすかったり、有利区間継続時のカードの選択率に違いがあったり、設定4と比べるとどのケースにおいても白鯨の勝率が高いなど、ちょっとした違いを感じたのも事実です。
とはいえ、これは毎日設定を使っているだろうという店への信頼と、入る場所が簡単だったこと、そこに実際に入っていたからこそ成立した立ち回り。
設定5まで視野に入れると、その日に設定を使っているかどうか曖昧な場合、わりと通常Aへ行きやすいこと、ちょくちょく白鯨に負けることから、ヤメ時が難しくなります。
実際、このホールで設定が入らなかった日は、入ると思った台でイマイチな展開のままズルズルと引っ張られた挙句、5回目くらいのコンビニで246円が出たのでそこでヤメました。
これまで全く偶数示唆が出なかったのに、展開が悪く4万近く投資した台では偶数示唆が出現…たまたまではないでしょう。このときの台は設定2だったはずです。
なんだかんだと考察してみましたが、はっきり言って設定5を狙う機会と実際に遭遇する機会は今後もほとんどないと思われるので、あまり役に立つものではないかな…
とデータを取りながら思っていたことは内緒です。
追記
連日設定が使われなくなってから、設定5と思われるような台に遭遇することはなかったのですが、久しぶりに456以上+偶数示唆なしの台を2回打つ機会がありました。
そのときの挙動は、2台とも共通したのが終日通常Aが選択されなかったこと、白鯨戦の勝率がクソ高かったこと。
違ったのは1台は早い当たりが少なく、出玉が伸びづらかったこと。もう1台は早い当たりが多く、通常Bから強ATが2回出てきたことでした。
1台は連日打っていたときと同じ店舗の特定日で、隣が設定6だったので僕の台が設定6だった可能性は限りなく低いと思います。
もう1台は別の店舗でしたが、通常Bから強ATが2回出てきたので設定6の可能性は低いと思うものの、白鯨戦が15/16という驚愕の勝率だったので、設定4とも思えませんでした。
どちらもこれまで思っていた設定5の挙動とは違うけど設定4にしては出来過ぎ君。つまり…
訳が分からないよ!完。
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