ドルコスト平均法は投資を続けるベターな手段

株式投資

投資では「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法があります。簡単に言うと、毎月一定額を積み立て続けるという方法ですが、この方法にはメリットもデメリットもあり、ベストな投資方法とは言い切れないかもしれません。

ただ、投資においてベストな方法を断定するのは難しく、どれも一長一短と言えるでしょう。ドルコスト平均法は、僕たち庶民が投資をしていくうえでベストではなくてもベターな方法である…と僕は考えています。

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ドルコスト平均法

ドルコスト平均法は、例えば12万円の資金を毎月1万円ずつ、12ヶ月に分けて投資することを言います。この場合、株価が高いときには買える株数は少なく、株価が安いときには多くの株数が買えることになりますね。

【毎月1万円購入する場合】

株価購入株数保有株数
1月1,000円10株10株
2月2,000円5株15株
3月500円20株35株

このように毎月1万円ずつ購入する場合、株価が1,000円のときは10株、2,000円なら5株、500円なら20株購入できます。

仮に、株価が1,000円のときに30,000円分をまとめて購入すると、30株を保有することになりますが、上図の場合だと30,000円で35株を保有できています。すると、1株あたりの平均取得単価は約860円となり、1,000円のときにまとめて購入するより取得単価が低くなりました

それによってどうなるかというと、株価が最初の価格(1,000円)に戻ったとき、ドルコスト平均法なら1株あたり140円の利益が出るようになります。合計35株を保有しているので、総利益は約4,900円ですね。まとめて購入した場合、最初の株価に戻った時点では損益はゼロです。

このように、ドルコスト平均法は途中で株価が下がっても、いずれ元の株価に戻れば利益が出ることがメリットですが、逆に株価が下がり続けると損失も増え続けるデメリットもあります。また、株価が一切下がることなく上がり続けた場合も、最初にまとめて購入したほうが利益が大きくなるため、ドルコスト平均法が万能というわけではありません。

ただ、今後の株価を事前に予測するのは不可能なので、今は一括投資、今はドルコスト平均法と完璧に使い分けるのも不可能と言えるでしょう。

投資手法に正解はない

ドルコスト平均法は上記のメリット・デメリットが、一括投資では途中の株価が低迷する時期が長いほど利益が出にくいというデメリットがあり、どのような手法でも一長一短あります

ドルコスト平均法を非難する声もありますが、僕はどれが正解・不正解ということはないと考えています。未来は不確実である以上、現時点で何が正しいかを言い切ることはできないからです。

そのため、自分ができるより良い選択=ベターな行動をすることが、投資家として重要なのではないでしょうか。

機会損失を防ぐ

ドルコスト平均法では定期的に投資をしていくことになり、それは機会損失を防ぐというメリットもあります。

現在の株価で投資するかどうかを判断していると、投資のタイミングを逃す可能性も出てきます。自分では割高だと思っていたのに、市場はそれに反して上昇を続けると、もうどのタイミングで投資をすれば良いか分からなくなりますよね。

実際、リーマンショックからしばらく経った2013年頃、米国株は割高だと言われ続けたにもかかわらず、2020年のコロナショックまで大きな暴落もなく上昇を続けました。タイミングを計っていると、こういった状況で資産を増やすチャンスを逃してしまうのです。

ドルコスト平均法なら自分の感情を抜きにして、ルールに従い投資を継続していくことができるので、株価がいくらであろうが淡々と積み立てることができるのです。

とはいえ、米国株は今後も上昇を続けていく可能性が高いため、そうであれば投資できる資金はその都度まとめて一括投資をするのが最も高いリターンに期待できるのも事実です。

そういった人の意見では、ドルコスト平均法はわざわざリターンを下げる要因だという主張もあり、あながち間違いではないと言えるでしょう。

ただ、現実的なことを言えば、これから投資を始めようとする人やその他大勢にとって、そもそも一括投資するようなまとまった資金がないと思うのです。

仮にまとまった資金があるとしても、日常生活で何が起こるか分からないため、ある程度は手元に残しておくことも必要でしょう。

つまり、一括投資のほうが高いリターンに期待できるのは正しいとしても、多くの人にとっては少しずつ積み立てていくことしかできないということですね。結局、それがドルコスト平均法になるというわけです。

まとまった資金を持っていて最低限のお金が手元にあればいいという方は、一括投資をしても問題はないと思います。

投資で重要なのは継続すること

これから投資で資産形成をしていく中で最も重要なことは、それを継続することです。

世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が定める投資のルール(格言)に、以下のようなものがあります。

  • ルール①…絶対に損をしないこと
  • ルール②…ルール①を絶対に忘れないこと

一休さんのようなトンチですが、当たり前のように見えて難しいことですね。

投資の世界において絶対に損をしないとなると、手を出さないことしか方法はないので、これはあくまでも心構え。僕たちは、なるべく損をしないことを心掛けて投資を行い、それを忘れずにいることが重要だということです。

なので、なるべく損をしない方法を探るわけですが、それがこのブログでも推奨している米国株への長期投資ということになります。

別の記事でも紹介しましたが、米国株はこれまで長期(約20年)で保有していればリターンはマイナスにならず、これからもそうなる可能性が高いからです。

そして、その(損をしない)ために必要なことが投資を継続することであり、継続するために株価に惑わされず感情を抜きにして積み立てられるドルコスト平均法がベターだと考えています。

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最高のリターンを望むより最悪の結果を避ける

最悪の結果とは大損をして投資を止めてしまうことです。最高のリターンとは、株価が安いときに大量に買い付け、株価が高いときに売却することですね。

しかし、そうすると株価が割高か割安かを常に考える必要があり、判断を誤れば投資をする機会を失う可能性もあります。最悪、高値掴みをした後に株価が下がると焦って損切り…なんて可能性も拭えません。

つまり、最高のリターンを望むと、最悪の結果に結びつく可能性が高くなると言えます。

米国株は、これからも上げ下げを繰り返しながら上昇していく可能性が高いです。ならばドルコスト平均法で積み立てていき、下手に売却さえしなければ損をする可能性は低く、それは最悪の結果に繋がる可能性も低いということ。

ドルコスト平均法は、ベストな選択肢ではないかもしれません。ただ、投資に不要な個人の感情を抜きに投資ができることからも、多くの人にとって最も投資を継続しやすく、最悪の結果を招かない可能性が高い方法でしょう。

まとめ

ドルコスト平均法も一括投資もタイミング投資も一長一短で、どれが正解・不正解とは言えません。ただ、僕のような庶民が最も簡単に結果が残せる可能性が高いのはドルコスト平均法であり、それはベストではなくてもベターな選択肢であると言えるはず。

ドルコスト平均法は一般的に「定額」を投資するとされていますが、別に毎回同じ金額を投資しないといけないなんてルールもありません。要は、自分ができる範囲で積み立てをしていけばいいだけです。

また、積み立て投資は退屈で面白くないと言われることも多いですが、資産形成にわざわざ面白さを追求する必要もないでしょう。投資が好きな人は色んな手法を試せばいいし、興味がなければ淡々と積み立てればいい。世の中の大多数は後者ではないかと思うので、やはりドルコスト平均法がベターなんですよね。

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